2009年7月13日月曜日

第8回 do文 [解答済]

お題:
その数が素数がどうか判別するプログラム
①はじめに10桁以下の整数を入力させる
②それが素数かどうか判別する。

プログラム実行例

10桁以下の整数を入力してください。
a:3257

これ素数

必須事項
・do文を使うこと

do文とは
do文は、

do {} while ();

と記述され、{}ブロック内の命令をwhile()内の式が成り立つまで繰り返し実行します。例えば、

do {
    puts("気合いを入れろ!");
    scanf("%d", &a);
} while ( a == 777777777);

のようにプログラムします。このプログラムでは、気合いでa=777777777を当てない限り、プログラムは終わりません。

これを利用して素数判別プログラムを作ってください。

解答は7月19日の夜に掲載します。それまでに各自プログラムを作成し、
・プログラム文
・その実行ファイル
をメールにがっちり張り付けて以下のアドレスに送ってください。

解答、質問はこちらまで。
cosmo-cleaner@za.pial.jp

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解答

解答例は以下の通りです。

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#include <stdio.h>

int main () {
    int a,b;
    b=1;    //bの初期値
    puts("10桁以下の整数を入力してください。");
    printf("a:");    scanf("%d", &a);

    do {
        b=b+1;
    } while ( a%b);


    if ( b < a ) {
        puts("これ素数じゃない");
    }
    else
        puts("これ素数");

}

実行例は以下の通りです。

10桁以下の整数を入力してください。
a:131
これ素数

解説

素数は1か、その数でないと割れない数なので、do文でひたすら割り続けるプログラムを作りました。

赤い部分はそのdo文です。bの初期値は1なので、b=2からスタートします。while()の条件を満たすとdo文を抜ける事ができます。つまり、2から順々にaを割って行って、aがbで割り切れた時点でdoを抜けます。

ここで、bには、とにもかくにもaを割ることの出来る数字が入っています。
青い部分では、bがaそのものなのか、aより小さい数なのかを判別します。もし、bがaと一致、つまりaが1とaでしか割れないとすれば、aは素数ということになります。
一方bがaより小さければ、aはbの倍数ということなので、素数ではありません。

ある数を解析する際、単純な作業を人海戦術できるのがコンピュータの利点と言えます。

今回解答が一番早かったのはKばやし君です。

答えられる範囲で質問いつでも受け付けます。
cosmo-cleaner@za.pial.jp

 

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